ノロウィルスの症状
ノロウィルスに感染した場合、どんな症状が現れるのでしょうか。
主な症状としては、「吐き気」や「嘔吐」、「下痢」、「腹痛」そして「発熱」です。発熱は軽微な場合がほとんどです。
また、これら症状は、予期せずいきなり起こることが多く、実際にノロウィルスに感染した経験のある人から聞いたところ、たとえば「夜に床に入った途端、突然お腹からこみ上げてくるような感触と吐き気を催し、我慢出来ずに繰り返し繰り返し吐いてしまった」とか、「夜中にずっとトイレで10回以上吐いていた」など、症状が突然発生し、しかも継続するところが特徴です。
そして、無理に横になろうとしても気持ちが悪くて横になれず、 吐き気が治まったと思ったら、今度は水のような下痢がずっと続くということもあり、さらに悪寒や発熱を伴うこともあります。
大体の場合は１日から２日ぐらいで治癒し、その後も後遺症が残ることはありませんが、特に免疫力が低いお年寄りなどの場合は、症状が１週間以上続くこともあります。
まれに、頭痛やめまいを併発したなどの報告もありますが、これらの症状は脱水症状などで併発したものと考えられ、ノロウィルスの直接的な症状ではありません。
また、ごくまれではありますが、ノロウィルスに感染し死亡したケースも報告されていますので特にお年寄りの場合には注意が必要です。
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