魚介類はできるだけ加熱調理を
よく、魚介類は生が一番美味しい!といわれます。
しかしながら、ノロウィルスの感染予防の見地から考えると、魚介類(特にカキなどの二枚貝)に関しては、極力加熱処理して食することが望ましいのも事実です。
それでは、いったいどのくらいの温度で加熱調理を施せばよいのでしょうか。
一般的には、「調理器具類の消毒」のページでも触れたとおり「85℃で1分間以上」が目安となります。
ただし、食品の場合、あくまでも「食品の中心温度(芯温)」が85℃以上になるよう気を付けなければなりません。
この芯温というのが少々やっかいで、とがった温度計みたいなもの(中心温度計といいます)を食品の中心部に刺して測る必要がありますので、なかなか温度測定も簡単ではありません。
そこで、それに代わる目安として「調理の途中で食品の中心温度を3点以上測定し、すべてが 85℃以上に達していれば、さらに1分間以上加熱を続ける(煮物は1点以上を測定)」という方法が厚生労働省のガイドラインに示されています。
こちらもややめんどうではありますが、一応の目安として覚えておくとよいでしょう。